なぜ辞めたのか? なぜ辞められなかったのか?

未来を創る

初めに

私は2019年で、15年以上勤めた会社を
辞めました。 

精神的にキツくなっていって
体調を崩し始めたころ
(偏頭痛が頻発するようになった)
急に疑問がわきました。
(本当に結構急に(笑)

「仕事はしんどくて当たり前」
「しんどいからこそお金がもらえる」
これっておかしくない?

さあそこからは坂道を転げ落ちるように
辞める方向へ向かっていったのでした。

今にして思えば43歳にもなって
なんでもっと早く辞めなかったのかと
しみじみ思う今日この頃です

辞めてから2年ほど経ちましたが
・辞めた理由
・43になるまで辞められなかった理由
を今更ですがしっかり整理して
今後に活かしたいと思います。

みていただいた皆さんに
何か少しでも得るものがあれば
うれしいです。

辞めた理由

①そもそも向いてなかった

これは致命的ですよねえ(笑)

「石の上にも3年」という
言葉がありますが
3年とか5年とかやった上で
「やっぱ向いてないよなあ・・・」
ってなるならそれは
向いてない(笑)

まして15年とは!

今考えればアホみたいなんですが
当時は真剣に悩んでた(笑)

具体的に言うと、私は
人を使うのが超苦手。

どうしても人の気持ちを
考えすぎてしまうので
「指示を出す」とかが
しんどいんです。

「これ頼んだら嫌だろうな・・・」
とか思っちゃうんですよねー(;一_一)

でも頼まざるを得ない・・・

頼まれたほうも嫌ですけど
頼んだ自分もダメージを受けるんです(爆)
(勝手にやってるんですけどね(笑)
誰もいないとこで、一人でメガンテしてました。

最初は社員数30人程度の会社だったんで
アットホームでよかったんですが
いつの間にか100人を超え
200人を超え・・・

どんどん仕事がキツくなっていって
いったのでした。

まあどんどん成長する会社にいれて
「会社が大きくなっていく」ことを
感じることができたので
その点はとてもよかったと思います。

 

②給料が安かった

この会社はそこそこブラックでした。

この「そこそこ」というのが
曲者でなんです。 

ボーナスも出てたし
残業代はちゃんと出してくれるのですが
(残業代は当たり前ですよね(笑)
残業なしで計算すると・・・

43歳で手取り22万ぐらい。

仕事のキツさからして・・・
う〜ん 割りに合わねえ〜

 あの頃の私。
100kg超えてました( ̄▽ ̄)

③仕事内容が無茶

会社の基本方針は
「顧客の要求は基本呑む」
でしたので

「忙しい」は
 言い訳にならない
 (今思えば、言い訳になるし!と思う。
現場の各部署が完全にパンクしてる状態なのに)わかっているのは
 「やるしかない」
 ということだ
(今思えば、どこの戦場やねん。と思う

このような言葉が
飛び交うような
クソ忙しい職場でした。

当時の僕はこれを聞いて
「確かに!」とか
「よし。やるか!」とか
思ってました( ̄O ̄;)

ヤバイですよね。

結局、人が減ったり
何か問題があったとしても
日本人は団結して
何とかしようと頑張ってしまうんですね。
(主に労働時間を増やして

そこを
ブラック企業に利用されている
と思います。
いい方向に働けば凄い力を発揮するのですが)

次から次へと襲ってくる波が
あと何年続くんだろう・・・
そう考え始めたとき
体調を崩していきました。

要するにキリがない。
キリがないから希望もない。
未来が見えない。

④社長の家を見ちゃった

ハイ。社長の家です。

でっかい3階建てのビルみたいな
家を見たとき、結局は
搾取する側と
される側の
関係だった
んだなと
気づかされました。

(社長はいい人で割と好きなんですが
ナチュラルにそういう関係に
なってしまってると思いました
ナチュラル?(笑)

 

⑤自分の人生を生きることができていない

何となく給料をもらって
(残業してますからね)
何となく友達もいて
何となくプライベートを過ごして
何となくいいような悪いような
何となく仕事して
何となく気づいたら
1年経っている・・・

「このまま歳をとっていくのか・・・」

怖くなるんです。
言葉で言いようのない
この怖さ。
30代後半からは特にです。

たとえ貧しくとも、苦しくとも
「自分らしい生き方をしている」
「充実した人生を送っている」
と感じることができるなら・・・
(基本的に、充実してたらある程度
お金は入ってくるとは思いますが)

病院のベッドで後悔しながら
死んでいくのは嫌ですからね。

まあでも、これもすべて自分の責任です。

充実して生きようが、奴隷のように生きようが
結局は自身の選択です。

じゃあいっちょ、やったるか!というのが
私の本音です。

10年早ければもっとよかったですが(笑)

 

 

辞められなかった理由

①目標・ゴールがなかった

「心の底からやりたいこと」があれば
自分のゴールに合致していない会社なんて
そもそも入社しないし、もし入社しても
すぐ辞めちゃいますよね。

私のゴール・基本条件

①自分が幸せになる、本当にやりたいことをやる
②人の役に立つ、人を幸せにする

普通に仕事をしていれば②はだいたいクリアしてるはずです。
何らかの形で誰かの役には立ってるはず。
(犯罪とかは除く)

でも私は①の条件が全く
クリアできていませんでした。

美白クリームをいくら作ったって
シャンプーの箱をいくら積んだって
私の魂は喜ばない!

もちろん仲間とともに
大変な仕事をやり終えた後の
達成感はありますし、
それはとても重要な学びだと思います。

でも「本当に自分のやりたいこと」で
達成感を味わうほうが、より
「本質的」だと思いませんか。

それもこれもやはり
「心の底から達成したいゴール」が
ないから陥ってしまった事態だと思います。

やっぱり
「ゴールって大事」

皆さんのゴールは何でしょうか?


 

②経済的理由

「収入が下がってしまうのでは・・」
という不安。

一般的に辞める時のネックになる
大きな理由の一つです。

キャリアアップの転職ならいいんでしょうけど
当時の私は農業に興味があったので
(今もあります( ̄▽ ̄)
就農すると100%下がります。

踏ん切りがなかなかつかなかったです。
正直言って。

家庭持っている人ならなおさらですよね。

まあ、今思えば下がらないようにするか
下がったなりの生活をするしかない
んですが、生活のレベルを下げるのは
結構難しいことなので
一つの大きな壁だとは思います。
 

③年齢的な問題

30代後半ぐらいから「辞める」という
選択肢がチラチラ頭の中に浮かぶようになりました。

40代になってからはもう辞めたくて
しょうがなかったのですが、
求人には「35歳まで」とか書いてあるんです。

これは正直へこみます。
「おまえはいらん」と
最初から言われているわけですから。

そりゃまあ
「飛び出したくても飛び出せない」
状態になりますよね。

ハッキリいって30代と40代では
就職しやすさがまるっきり違います。

でも今の40代は昔の40代と全然違いますよね。
若くて元気な人が多いし、人口そのものも
下の世代より多いです。

就職氷河期で完全に割を食った世代ですが
もっと積極的に採用されるよう願いたいものです。

④なんか変な?思い込み

●つらいことから逃げてはいけない
●転職するのは「よくないこと」
●一つの会社で最後までやる=「がんばった」
●辞めるにしても3年はそこでがんばれ

・・・なんとなーく、こんな感じ・ありませんか?

自分にもうっすらありました。

最近の若い人たちはそうでもないと思いますが
上の世代になるほど、多くなるような気がします。
この、よく考えると「??」な感じ。

 

 

 

あの時を振り返って今思うこと

私が辞められなかった理由をいくつか書きましたが
今思えばあんなに心配する必要なかったと思います。

「辞めたい!」と思う理由も
辞められない理由も、人それぞれ
いろいろあると思います。

しかし私も経済的な不安は結構強かったですが
現代の日本では貧乏で死ぬなんてことは
ほぼないですよね。

そうです。
別に死なないんです。

なぜもっと早く辞めなかったのか(爆)
あと10年早ければ!

問題なのは経済的な理由よりもむしろ
「ゴール」が決まっていなかったことが
すべてだったと思います。

辞めた時だけでなく、どの時代を回想しても
ゴールがなく、イマイチしゃきっとしないんです。

小学校の時代を思い返してみると
何も考えず、ただ遊べたよい時代でしたが
高学年ともなると、うっすらと「現実」に
気づき始める時期でもあります。

「やっぱり僕はパイロットには
なられへんねやろなあ」
とか

「私がピアニストなんて無理だ・・・」
とか・・・

 

もしも、あの頃に
「いいや君はパイロットになれる!!」
とか

「あなたは絶対ピアニストになれる!!」
とか

言ってくれる人がいたらどんなに良かったでしょう。

やはり若いころから「ゴール」を
意識する考えを持っておくことが
とても重要だと思います。

でも、もしあなたにゴールがなかったとしても
焦る必要は全くありません。

ないなら作ればいいし、
ゴールを考えるのは楽しいことなんですから。

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もし今、辞めるか悩んでいる人がいれば言いたい。

ゴールを定めて、もしそれに合致するなら
さっさと辞めてください。

経済的不安もあるでしょうし
会社が引き留めているかもしれないし
生まれてすぐの子供がいるかもしれない。

人それぞれいろんな理由はあると思いますが
人生の時間は有限です。

1日でも早くゴールに向かって歩き出しましょう!

みんなで
やりたいことをしよう!


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